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2023年秋公演ワークショップ開催
および出演者募集!

July 1, 2023

bug-depayseは2023年初頭から舞台芸術を様々な視点から捉え、アプローチするワークショップの開催や、日々のレッスンとしてどなたでも参加できるオープンリハーサルを行ってきました。新型コロナウイルスによる社会的な閉塞的な状況も落ち着いてきたことから、検温・換気・消毒・マスクなどの対策を引き続き実施しながら、2023年11月に作品を発表することとなりました。

それに伴い出演者の募集をワークショップを交えながら行います。出演者の方々と舞台芸術が社会に及ぼす可能性について作品を通じて模索していく所存です。共に社会という荒野を生き抜くために舞台芸術に何ができるのか、何を起ち表すことができるのかを共有し、作品のテーマを観客に伝えていくことを願っています。観客を魅了するような舞台を創作していただける方、演劇やダンスの枠に捉われない自由な発想の舞台を一緒に創作していただける方を探しています。

公演概要
○題名:『椅子に座る 我動かぬ、故にわれあり(仮題)』
○公演日程:2023年11月24(金)〜26日(日)*全4回公演
• 11月22日(水)小屋入り
• 11月23日(木)仕込み
• 11月24日(金)ゲネプロ/19:30
• 11月25日(土)13:30/18:30
• 11月26日(日)14:00/終演後撤収作業
○会場:シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都北区豊島7-26-19)
※原則11月23日(木)の仕込み・場当たりから必ず劇場入りをお願いいたします。小屋入り時間などは相談可。要望に添えない場合もありますのでご了承ください。

作品概要
演劇とダンスのジャンルを横断し、映像と音響を融合させたポストシアター。マイノリティとマジョリティが交差し社会に対して鮮烈なイメージを突きつける。「椅子に座る」という日常の所作が様々なパフォーマンスへと変容し観るものを魅了する。この現代において身体と声で人間の尊厳を強烈に描き出す。
ロバート・オッペンハイマー、レオ・シラード、アインシュタインらの物理科学者たちが微睡み、原子爆弾が広島と長崎に投下される。終戦直後の混乱の時期にひとりの人間が生まれた。不自由な身体を宿命として背負い、高度成長期の日本の中で彼は隔絶された部屋で過ごす、彼が思い描くわたしたちの社会とは? 過去と現在、そして未来を描き出すイメージの演劇。

『椅子に座る 我動かぬ、故にわれあり(仮題)』について
本作品『椅子に座る 我動かぬ、故にわれあり(仮題)』は2022年に上演されたOM-2との共同製作作品『椅子に座る–Mの心象スケッチ–』をbug-depayseが大胆に解釈しなおし、椅子に座るという人間の所作に焦点をあて身体とテキスト、メディアアートをミクスチャーしたパフォーミング作品として制作します。出演者は老若男女健常者はもちろんのこと、障がいを持った方々にも出演していただき、椅子に座るという日常の所作が社会性を帯びつつ舞台上で繰り広げるメッセージ性の強い作品になることでしょう。わたしは舞台上において人間は平等に存在していると考えていますが、観客の視点、観客そのものは社会性を帯びた存在であると考えています。つまり観客が舞台上の人間達を選定するのです。その社会性を帯びた観客に対し、出演者のみならず舞台上の様々なメディア・美術・装置などが出演者とともに舞台空間を構築し、マイノリティが確信犯的に社会に対して放つメッセージや舞台上で繰り広げる多様なパフォーマンスによってbug-depayseが一連の作品に共通して掲げているテーマ群「人間とはかくも愚かで愛すべき存在である」「舞台空間における沈黙や静寂、言葉にならない人間の声や身体の重要性」「物語性を回避し抽象的なイメージの舞台空間を構築する」「権力・差別に抵抗するための舞台芸術」といったようなことが顕在化した作品を創作します。

宗方勝(総合演出)

公演稽古日程
○稽古期間:9月初旬から11月19日(日)の通しリハーサルまで
○稽古日数:毎週3日/計5コマ(*1コマ=4時間程度)
• 平日|1コマ(17:00〜21:30)×1日
• 土日祝|2コマ(13:00〜17:00/17:30〜21:30)×2日
○稽古場所:東京都内の公共施設(西武新宿線・池袋線沿線)
※全稽古日程の80%のご参加をお願いいたします。やむを得ない事情(身体・精神事情、ほかの公演が短期間入っているなど)がある場合はご相談ください。
※稽古期間中は基本的に上記コマ数で行いますが、稽古の進行具合で加減する可能性がございます。
※平日稽古の曜日は後日稽古スケジュール表でご確認をお願いいたします。
※1コマの中でも1〜2時間毎に15分程度の休憩を挟みます。
※9月2日(土)の座組み顔合わせ及び11月19日(日)の通しリハーサルは全キャスト・スタッフが集まりますので必ずご参加ください。

出演資格
○俳優・ダンサー・パフォーマーを募集します。
○舞台創作に積極的に取り組んでいただける方。
○集客や宣伝に積極的に取り組んでいただける方。
○年齢・国籍不問。学生可。(未成年の方はご家族の承諾をお願いいたします)
○身体・精神の障がいをお持ちの方の参加も歓迎しております。
○外国籍の方につきましては多少の日本語及び英語のコミュニケーションができる方。
○bug-depayseの作品創作では障がいをお持ちの方や外国籍の方が過去に多数出演しています。そのため他メンバーとの協調性や各自のフォローアップを含めた積極的な舞台創作が求められます。
○ハラスメント防止に積極的に取り組んでいただける方も歓迎しております。プロダクションサイドもハラスメント防止に取り組んでまいりますのでご協力をお願いいたします。
※事務所所属の方は出演決定以前に事務所側の承諾を必ずお願いいたします。
※集客ついてはチケットノルマなどはございませんが、積極的な集客(平均15名程度)を任意でお願いしています。
※出演者ギャランティについては以下の通りです。(交通費などの支給はございません)
チケットバック制:
• 一般前売/当日券|チケット1枚につき500円バック
• 学生/障がい者割引券|チケット1枚につき300円バック

ワークショップ開催日程
①7月15日(土)13:00〜17:00
②7月30日(日)13:00〜18:30
③8月12日(土)13:00〜17:00
④8月26日(土)13:00〜17:00
○会場:東京都内の公共施設(西武新宿線・池袋線沿線 *応募者には追って詳細をお知らせします)
※参加費無料

出演までの流れ
参加希望者は事前に簡単なプロフィール(氏名・所属団体・活動分野・参加希望日 *複数日可)を添えて、下記メールアドレスまたはSNSのDMなどでご送付してください。その後、こちらから公演企画の詳細をお送りいたします。
Email: info@bug-depayse.org

新型コロナウイルス感染症予防対策について
新型コロナウイルス感染症への対策につきましてはリハーサル会場および公演劇場での検温、換気、消毒、マスクなどの対策を実施致します。

ハラスメント防止のための取り組み
恫喝、罵倒などの威圧的暴力的な言動や許可のない身体的接触は行いません。出演者及び制作サイド側との個別での接触、リハーサル時間以外での接触などは行いません。あらゆる差別と暴力を容認せず、誰もが心身ともに安全で、安心できる環境づくりに努めます。