野澤健
役者。自分と同じ軟骨無形成症の母と全盲の父との間に生まれる。幼稚園、小学校までは一般の学校に通い、中学校から高校まで養護学校に通う。2003年、埼玉県の国立身体障害者リハビリテーションセンターにて宗方氏と出会う。2006年、bug‐depayse作品『Mixture』に参加し身体表現の活動を始める。2007年『苔–koke–』を経てbug‐depayseの正式メンバーとなる。その後、客演にて演劇活動の幅を広げていたが、2022年7月20日に脳出血により6か月間入院する。左半身麻痺になるが、2023年3月5日に、退院後1か月半で舞台に復帰。主な客演作品に、蜷川幸雄演出『青い種子は太陽の中にある』、金守珍演出『ビニールの城』、井上尊晶演出『オセロー』等がある。
柴田恵美 (ゲスト出演)
舞踊家、振付家。10歳で始めた新体操からダンスへ移行。07年、ソロ創作活動を開始。09年「ダンスがみたい! 新人シリーズ」新人賞を受賞。極度の集中力と独創的な造形力が高く評価される。TV、MV振付出演など活動の場を広げ、海外公演も多数経験。またグループ作品にも力を入れ、日韓アートリレーなど、数々のダンス公演に毎年2作品以上を発表。15年『春の祭典』を発表後、出産のため活動を休止。産後はベビトレヨガやHolosophy®を学び、様々な視点から身体の機能や構造を探求。19年1月単独公演『行進曲』にて活動再開。作品性と独創性がさらに際立ったと評価も高い。国内外において前衛的な作品を発表しているパフォーマンス集団OM‐2とのコラボレーションなど活動の場を広げている。
(photo by Hitoha Nasu)
竹内麟太郎
1945年10月、太平洋戦争の終戦2か月後に脳性麻痺を患い生まれる。2017年に初めて舞台作品に出演。その後、bug‐depayseの作品に出演を続けている。2019年『彼について知っている僅かな事柄』では、自分の人生を題材として、戦後の民主主義と日本国憲法の関係を表出させた作品に自らも出演者として参加し好評を博す。2017年、bug‐depayse公演『使者たち』出演。2018年、宗方勝 作・演出『新説 雨ニモマケズ』出演。(NPO法人CILひこうせん主催)
飯川和彦 (劇団背傳館)
石川県金沢市出身。大学1年から演劇を始め、小劇場を中心にフリーで活動する。bug‐depayseには2017年から数作に出演していて内外から高い評価を得ている。2021年に劇団背傳館に所属。意表を突く演技を得意とし、ストレートプレイを中心に、パフォーマンス、漫才、怪談など様々なジャンルに挑戦している。
宮本海
中学時代より村上龍、三島由紀夫など現代文学に傾倒。物語を生きる俳優を志す。また、俳優をやる傍ら、表参道「NOSE ART GARAGE」にて、文学を紹介するラジオを行っていた。主な出演作品は、まぼろしのくに『夜叉姫』、LOGOTyPEプロデュース#4『ハムレットマシーン』、アマヤドリ『天国への登り方(再演)』。
石川慶 (舞踏‐天空揺籃)
4歳からクラシックバレエに狂う。昭和音楽芸術学院バレエ科卒業。 2007年、bug‐depayse『苔–koke–』出演。同年、舞踏家吉本大輔に出会い「舞踏‐天空揺籃」に所属し、国内外の公演ツアーに参加する。現在は愛知県を拠点に踊る。
諸井健一
脳性麻痺を生まれつき患う。bug‐depayse作品で初めて舞台に立つ。すでに3本の舞台作品に出演。bug‐depayse 2019年作品『彼について知っている僅かな事柄』(日暮里d-倉庫主催企画「現代劇作家シリーズ9 日本国憲法」)では、日本国憲法を高らかに読み上げ内外から好評を博す。趣味はプロレス観戦。
山口なぎさ
桜美林大学芸術文化学群演劇専修卒業。在学時はコンテンポラリーダンスを木佐貫邦子に師事。現在は“モノや空間から影響を受けて生まれた即興とその時の内情を踊りにトレースする”という手法で、自分なりの表現を模索中。作品を創作する傍らさまざまな演出家のもとで作品に携わる。これまでに木佐貫邦子、中川絢音、中屋敷南、dazzleの作品に出演。Yokohama Dance Collection 2021-DECファイナリスト、ZEN展 優秀作品賞受賞。そのほかアーティストのミュージックビデオに出演している。
椎木美月
東京都出身。ポートランド州立大学芸術学部演劇学科卒業。在学中に俳優活動を開始し、日系アメリカ人の歴史を描いた『Gambatte: An American Legacy』ではアンサンブル出演のほか作中詩の翻訳を担当。卒業後は東京を拠点にフリーで活動中。特技はバイオリン、と言い続けられるよう、近頃また細々と練習を続けている。主な出演作品は『その頬、熱線に焼かれ(’22)』『ぼくらが非情の大河をくだる時(’22)』『ロッテルダム(’23)』など。
airi
埼玉県出身。meschool, coconogacco, バンタンデザイン研究所高等部ファッション科卒業。主に東京でファッションを軸に、作品づくり・モデル・イベントオーガナイザーなど多岐にわたり活動をしている。
仮屋奈那 (劇団斜講)
鹿児島県出身。22歳。東京学芸大学在学。劇団斜講所属。4歳からクラシックバレエを始め、20歳から役者として本格的に活動を始める。主な出演作は、カクシンハン『ハムレット』、『ミニ版 夏の夜の夢』LOGOTyPEプロデュース『ハムレットマシーン』、劇団エドアブラ『初版:熱海殺人事件』。
谷平絵梨
岡山県出身。桜美林大学芸術文化学群演劇・ダンス専修在学。能祖將夫と木佐貫邦子に師事。俳優やダンサーの活動の他、振付構成、演出助手や衣装作成も担う。現在はフリーで活動中。
菅原茉利奈
幼少期よりクラシックバレエやチアリーディングに勤しみ、2019年より早稲田大学劇団木霊にて演劇を始める。持ち前の真面目な性格と高い思考力を生かし、役者として活躍する。現在はフリーで活動。主な出演作に劇団木霊『鯖々』(2019)・『あく魔憑き』(2019)・『トランス』(2020)、TremendousCircus『女の子は死なない』(2022)、時々、かたつむり『大きくなった未来』(2023)、KUROGOKU produce『DOLL』(2023)など。制作・広報スタッフとしても活動し、早稲田大学演劇倶楽部『バカンス』では「演劇はじめてガイド」を執筆・公開。早稲田大学文化構想学部
在学中。中東・イスラーム文化を研究している。
鳥集心語
名前はよく間違われるがとりあつまりではなく、とりだまりと読む。下はしんご。希少なひ弱九州男児。19歳。2022年初めて芝居に触れる。2023年より舞台芸術に焦点を置いて活動を始める。家族、地元が大好き。高校一年の頃までは絵を描くという表現に魅了されていた。しかし、より幅広い表現に触れるため上京、専門学校にて芝居を学ぶ。表現の先には大事な人、大事になるかもしれない大勢の人に、生きようと思ってもらいたいという願いがある。
篠崎徳光
役者。劇団東京乾電池研究生を経て、フリーで活動。主にコメディや不条理劇の舞台等に出演。2年ほど前から、日常訓練の場として「新天地 開かれた稽古場」に参加。そこの主宰よりbug‐depayseのワークショップを紹介して頂き、どんなところなんだろうと、映像作品『PESTIS 拝啓 壁の中から』を拝見し作品に魅了され、ワークショップに数回参加。その後、オーディションワークショップに参加し今回の出演に至る。
村神亜鳴
ボディビルダー(コンテスト出場 2005–2014年)、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟) 東京連盟 トレーニングセンターサンプレイ所属。
ボディビル連盟、フィットネス事業の広報、個人プロダクションの依頼によりメディア出演有り。
ヒラトケンジ
2017年、50歳になったことを機に15年振りに踊り直し始める。
以降、大橋可也&ダンサーズに参加し、『国民の創生』(18年)以来、『エンド ザ ワールド』(21年)までの各作品に出演。
bug‐depayseでも『bad seeds』(20年)、『PESTIS 拝啓 壁の中から』(21年)に参加。今作で3度目の出演となる。
他に即興セッションをやってます。誰か出会いませんか?